シンポジウムの趣旨
科学技術基本法の制定にならびに科学技術基本計画の閣議決定により,わが国は今 後の国造りの基本を科学技術におくことを標榜しましたが,科学技術創造立国の基盤 はもの作りにあります.しかしながら,もの作りを根底において支えてきた物理・応 用物理の領域には現在,青少年の理科離れをはじめとしてさまざまな問題が山積して います.理科教育・物理教育をめぐる重大な時期に,応用物理学会会員を中心として ひろく英知を集め,21世紀を担う創造性豊かな人材育成の方策を探り,また社会は 本会ならびに関係諸学会にかかわるひとたちになにを求めているのか等々,こうした 問題点を胸襟を開いて指摘し合いほんねで討論をするべく,下記のようなプログラム で応用物理学会主催の特別シンポジウムを企画しました.直接教育に携わっている方 々のみではなく,企業の方々にもひろくご参加いただき,会員の半数以上が企業に所 属しておられるという応用物理学会の特色を存分に発揮し,応用物理学会ならではの シンポジウムとして成功させたいと願っています.関係各位の積極的なご参加を期待 いたします.
企画運営: 応用物理教育シンポジウム実行委員会 1泊2日 1998年9月5日(土曜日)13:00〜 9月6日(日曜日) 9:30〜16:40 |
東海大学山中湖セミナーハウス 山梨県南都留郡山中湖村山中323ー1 電話 : 0555-62-4100 ファックス : 0555-62-4110 |
1998年9月5日(土):1日目 |
13:00 | あいさつ |
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13:10-13:40 | 基調講演 公教育は理科離れの防止に有効か |
東大 伊藤良一 |
13:40-14:10 |
応用物理の新たな地平 |
桐蔭横浜大 川久保達之 |
14:10-14:40 |
応用物理はもういらないか? −産業構造変革による情報産業へシフト− |
東芝 東 実 |
14:40-15:10 |
討論 応用物理学をとりまく環境の問題点を明らかにする |
東大 伊藤良一,桐蔭横浜大 川久保達之, 東芝 東 実 |
15:10-15:25 |
休憩 |
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15:25-16:10 |
科学技術立国日本の科学技術リテラシ− −青少年だけではない理科離れ− |
中央大 風間重雄 |
16:10-16:50 | 子供たちはこんなに理科が好き −ある公立中学校の教育現場から− |
昭島市立昭和中 中 一夫 |
16:50-17:50 |
高校理科教育の可能性と生徒の創造性育成 −自由学園での理科教育− |
自由学園 高田 貴 |
17:50-19:00 |
自由時間(休憩および入浴) |
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19:00-21:00 |
懇親会 & 自由討論会 |
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1998年9月6日(日):2日目 | ||
9:30-10:10 |
飛び入学と人材育成 -千葉大学の教育改革の取り組みについて- |
千葉大 大川澄雄 |
10:10-10:50 |
企業は大学・大学院教育に何を望むか |
日立 宮尾正信 |
10:50-11:30 |
科学技術教育と科学技術者教育 −科学技術の倫理教育をめぐって− |
電通大 小林信一 |
11:30-13:00 |
昼食 |
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13:00-14:00 |
これからの応用物理教育 −夢を語る− |
農工大 佐藤勝昭 |
14:00-15:30 |
パネルディスカッション −応用物理学会のこれからと「教育」− |
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16:30 |
閉会 |
1998年9月5日(土曜日)13:00〜 9月6日(日曜日) 9:30〜16:40
(含む:シンポジウム参加費,宿泊費,食事代 懇談会費およびテキスト代)
申し込み先までお送り下さい. @参加者氏名および性別 A勤務先 B電話・FAX・E-mail C参加証送付先住所・氏名
応用物理学会事務局 担当 伊丹文子 〒102 東京都千代田区九段北1-12-13九段北ビル TEL 03-3238-1041, FAX 03-3221-6245 jsapdiv@mb.infoweb.ne.jp
@参加申し込みと同時に必ず参加者氏名で お振り込み下さい A参加費 13,000円(原則として,請求書の発行, 参加費の払い戻しはいたしません.) B振り込み先 さくら銀行 本店営業部 普通貯金 3936732,応用物理教育シンポジウム |
バスの運行時刻の詳細を掲載いたしました. なお,「列車の時刻表」にも記載されています.
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応用物理教育シンポジウム利用抜粋
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