私が本分科会の幹事長をお引き受けして2年がたち、この度新しい幹事長(東工大小長井誠教授)にバトンタッチ致しました。この間、会員の方々、一緒に分科会の運営に携わっていただいた幹事の方々のおかげで、まがりになりにもスムースに活動を継続することができました。大変感謝しております。
さて、本分科会は、研究会の開催を大きな柱として活動を行っております。今年度も5回の研究会を東京および大阪にて開催するとともに、応用物理学会講演会においてシンポジウムを開催致しました。研究会の開催に関しましては、会員の皆様にとって少しでも魅力のあるテーマを取り上げ、お互いに切磋琢磨できる討論の場を提供することを心掛けてきました。幹事の方々の熱意もあって、研究会の参加者は前年度を大きく上回り、ほっと胸をなでおろしたところです。もちろん、関係企業の業績が上向いてまいり、研究開発に再び力が入り始めたことも大きく作用していると思われますが、企画がいかに大切であるかを認識させられたことも事実です。
研究会に関して反省させられたことも多々あります。その一つは、参加者の大部分が非会員であることです。本来、研究会は会員の方々へ提供するサービスであり、会員であることのメリットとして認識していただくべきものです。しかしながら、実際の出席者はそのテーマに深くかかわっている会社の若手研究者が中心であり、本会の会員の方のお顔は少ししか拝見できません。若い研究者が多いことは大変良いことであり、この人達が本分科会の会員となって、本会の活動が活発化すればと強く感じた次第です。少しでも多くの会員の方々に出席いただき、活発な議論を交わしていただくとともに、若手研究者が本分科会にご加入くださるようご紹介していただければ幸甚に存じます。
本年度は、会員の方々に少しでも会員としての特典を実感していただこうと会誌の発行に踏み切りました。先にご案内しましたように、この会誌は従来の研究会資料を含め、分科会関連情報、会員からの投稿などを掲載し、少しでも会員の方々のお役に立てばと思い、発行しております。しかしながら、何分人手がないこともあって、まだまだ不十分な内容であることは否めません。財政的な負担も伴いますが、できるだけ早い時期に充実した会誌になるよう努力しなければと思っております。
分科会活動は、応用物理学会における大変重要な活動であることは、今さら言うまでもありません。特に研究会の開催は専ら分科会や支部が行っております。従って今後とも一層研究会活動を活発化すべきですが、一方で是非とも若手教育も考えていく必要があろうかと思います。個人的意見ですが、その一環として“夏(あるいは冬)の学校”を開催し、内外の一線級の話を若い人たちに聞かせたいものだと思っております。
最後に本分科会の発展をお祈りするとともに、幹事長を退いた後も微力ながら本会の発展に貢献できればと思っております。2年間有り難うございました。