趣旨:
近年、生物学・医学において光を使った計測技術の重要性が高まっています。特に、蛍光タンパクを始めとするバイオテクノロジーの発展と、物理計測のためのレーザー技術や光学系の発展が両輪となり、生体を生きたまま計測する技術や、時間分解能、空間分解能、分子識別能の高い可視化手法の開発などが進められています。本研究会では、生物学・医学における計測対象(ニーズ)から生物学・物理学による計測手法(シーズ)にわたる幅広い研究分野において第一線で活躍されている研究者を講師としてお招きし、最新の成果をお話し頂くとともに、この分野の今後の展開についてじっくり議論し、更なる発展を希求したいと思います。実施形態はチュートリアル講演1件(60分)、招待講演16件(40分)とポスター発表(10件程度)です。
12月20日(金) | ||
14:00-14:20 | 五神真(東大) | 開会の挨拶 |
14:20-15:20 | 永井健治(阪大) | 蛍光・化学発光タンパク質エンジニアリングによる生理機能の操作と可視化 |
15:20-16:00 | 喜多村和郎(東大) | 光で探る脳のはたらき〜シナプスから回路へ〜 |
16:00-16:20 | 〜休憩〜 | |
16:20-17:00 | 横山弘之(東北大) | バイオフォトニクスのための高機能半導体レーザー光源 |
17:00-17:40 | 星詳子(都医学研) | 近赤外線を用いたバイオメディカル光イメージング |
〜夕食〜 | ||
―ポスターセッション― | ||
12月21日(土) | ||
9:00-9:40 | 松田修(九大) | 外面は内面をどこまで語るか:分光画像を用いた光学表現型認識(Optical Phenotype Recognition)の試み |
9:40-10:20 | 塗谷睦生(慶大) | 光第二高調波イメージングの生命科学研究への応用〜神経細胞における定量的膜電位イメージング〜 |
10:20-10:40 | 〜休憩〜 | |
10:40-11:20 | 安井武史(徳島大) | 第2高調波発生光顕微鏡を用いた真皮コラーゲン線維のin vivo計測 |
11:20-12:00 | 藤田克昌(阪大) | 非線形蛍光応答の誘起と超解像イメージングへの利用 |
12:00-13:30 | 〜昼食〜 | |
13:30-14:10 | 合田圭介(東大) | 超高速カメラで癌診断 |
14:10-14:50 | 井手口拓郎(MPI) | 光周波数コムによる分子分光 |
14:50-15:10 | 〜休憩〜 | |
15:10-15:50 | 小関泰之(東大) | 誘導ラマンによる生体組織の無染色可視化 |
15:50-16:30 | 長島優(東大) | 振動分光の情報をどう生物学の研究に役立てるか |
16:30-17:10 | 平松光太郎(東大) | コヒーレントラマン分光法で見る分子のキラリティー |
〜懇親会〜 | ||
(参加者の自己紹介を行います) | ||
12月22日(日) | ||
9:00-9:40 | 原田慶恵(京大) | 蛍光ダイヤモンドナノ粒子を使った生体分子イメージング法の開発 |
9:40-10:20 | 馬場俊彦(横国大) | フォトニック結晶ナノレーザのバイオセンシング応用 |
10:20-10:40 | 〜休憩〜 | |
10:40-11:20 | 石井克典(阪大) | レーザーによる疾患選択的治療 |
11:20-12:00 | 細川陽一郎(奈良先端大) | レーザー誘起衝撃力による細胞のインパルス力場応答解析 |
12:00-12:10 | 平野琢也(学習院大) | 閉会の辞 |
〜解散(昼食は各自)〜 |
連絡先:
〒113-8656 文京区本郷7-3-1 東京大学 小関泰之
TEL:03-5841-0426