趣旨:
1961年に Franken らがルビーレーザの第2高調波発生を観測して以来,非線形光学は目覚ましい進展を遂げ続けています.また,そのカバーする領域は極めて実用的な技術から最近見出された現象まで多岐にわたります.本研究会では,非線形光学のさまざまな分野で第一線の研究をされている皆様を講師にお招きして最新の成果をご発表いただくとともに,非線形光学50周年の節目として,基礎から応用そして材料・デバイスも含め,非線形光学の今後の展開についてじっくり議論する機会としたいと考えています.
12月9日(金) | ||
14:00-14:20 | 五神 真 (東大) | 「開会のあいさつ」 |
14:20-15:20 | 花村 榮一 (東大名誉教授) | 基調講演「光エレクトロニクスに於ける超伝導,超流動と超放射〜21世紀の量子エレクトロニクスの一つの方向〜」 |
―非線形光学と量子光学― | ||
15:20-16:00 | 青木 隆朗 (早大) | 「キャビティQED 系における単一光子非線形光学」 |
16:00-16:20 | 〜休憩〜 | |
16:20-17:00 | 神成 文彦 (慶大) | 「フェムト秒ファイバ非線形効果による光パルスの周波数モード間量子相関形成」 |
17:00-17:40 | 桂川 眞幸 (電通大) | 「量子コヒーレンスの断熱操作とその非線形光学過程への応用」 |
〜夕食〜 | ||
―ポスターセッション― | ||
12月10日(土) | ||
―材料技術の新展開― | ||
9:00-9:40 | 宇田 聡 (東北大) | 「化学量論の本質の見直しにより開発した化学量論組成と調和融解組成が一致するMg:LiNbO3結晶」 |
9:40-10:20 | 芦原 聡 (農工大) | 「中赤外領域の波形整形を利用した分子振動波束の制御」 |
10:20-10:40 | 〜休憩〜 | |
―非線形光学効果の最前線― | ||
10:40-11:20 | 山下 真司 (東大) | 「カーボンナノチューブ/グラフェンの非線形光学とその応用」 |
11:20-12:00 | 納富 雅也 (NTT) | 「fJ/bit の非線形光学〜チップの中の光ネットワーク技術」 |
〜昼食〜 | ||
14:00-14:40 | 森田 隆二 (北大) | 「超短光パルスの位相制御とその応用」 |
―分光・イメージングへの応用― | ||
14:40-15:20 | 加納 英明 (東大) | 「生細胞を染めずに見る〜非線形ラマン分光によるマルチカラー・イメージング〜」 |
15:20-15:40 | 〜休憩〜 | |
15:40-16:20 | 小関 泰之 (阪大) | 「誘導ラマン散乱を用いる生体顕微鏡システム」 |
16:20-17:00 | 清水 亮介 (電通大) | 「光子数分解分光計測から見る量子もつれ光子」 |
17:00-17:30 | 矢島 達夫 (東大名誉教授) | 特別講演「非線形光学における常識と非常識」 |
〜懇親会〜 | ||
(参加者の自己紹介を行います) | ||
12月11日(日) | ||
―非線形光学デバイスの進展― | ||
9:00-10:00 | 栖原 敏明 (阪大) | 基調講演「非線形光学デバイスの進展」 |
10:00-10:40 | 近藤 高志 (東大) | 「化合物半導体を用いた高性能波長変換デバイス」 |
10:40-11:00 | 〜休憩〜 | |
11:00-11:40 | 川瀬 晃道,林 伸一郎 (名大,理研) | 「波長変換テラヘルツ光源の開発と応用」 |
11:40-12:20 | 柳澤 隆行 (三菱電機) | 「レーザーTV用高出力緑色レーザーとその周辺技術」 |
12:20-12:30 | 閉会の辞 | |
〜解散(昼食は各自)〜 |
連絡先:
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中央大学理工学部 庄司一郎
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