◇第40回シリサイド系半導体研究会のご案内
日時: 2023年3月18日(土曜日) 14:00~16:00
ご案内: 参加登録後、ZoomのURLをメールにてお送りいたしますので、当日ご参加ください。
主旨: シリサイド研究会には、熱電材料等を用いた環境発電の研究者、さらに、発光・受光デバイスの研究者が相当数おられます。これらの研究と近いながらも、日頃、なかなか接する機会が無い研究分野として、光と太陽電池を用いた光無線給電分野の研究があります。このたびは、本分野でご活躍の先生方に最新のご研究を紹介いただきます。
題目:光ビームで実現する光無線給電 -IoT端末,室内機器から移動体応用の可能性-(東京工業大学・准教授 宮本智之) 要旨:通信のほとんどが無線化されたため、給電も無線化されると機器の利用や応用などの変革で社会に大きな影響を与えると期待される。
レーザと太陽電池を基本とする光無線給電(OWPT)は、従来の無線給電に対して小型で長距離の給電が可能、また、電磁波干渉を与えないという利点がある。このため、体内埋め込み型デバイス、多数の小型IoT端末や情報機器、家電製品、ドローンやロボット、電気自動車などの移動体、水中などへの応用が期待される。
一方、本方式はまだ注目され始めたばかりの分野でもあり、研究開発も基礎段階といえる。OWPTの利点と課題、および筆者の成果を含む研究動向を解説する。
題目:光無線給電用太陽電池の現状と展開(千葉工業大学・教授 内田史朗) 要旨:太陽電池は基本的に太陽光下で使用するが、レーザ光照射下では過剰励起による熱損失や透過損失が低減できるので、非常に高い光電変換効率(40%以上)が実現可能である。本研究では化合物半導体太陽電池を中心に、照射レーザ光の波長依存性や高効率化の為の太陽電池構造、光無線給電の基礎実験等について報告する。
プログラム(講演者 敬称略)
- • 13:30― 接続チェック
- • 14:00―14:05 Opening
- • 14:05―14:55 光ビームで実現する光無線給電 -IoT端末,室内機器から移動体応用の可能性-
(東京工業大学・准教授 宮本智之)
- • 15:00―15:50 光無線給電用太陽電池の現状と展開
(千葉工業大学・教授 内田史朗 )
- 15:50―16:00 Closing
参加費:
- 一般:1,000円 (事前参加登録(振込))
- シリサイド系半導体と関連物質研究会の会員:無料
- 学生:無料
申し込み方法:
- (1)①-③の情報を記載し、下記の宛先に電子メールにて申し込みください。 (申し込み締切:3月17日)
- 題名:シリサイド系半導体研究会の参加申し込み宛先To: suemasu@bk.tsukuba.ac.jp CC: takahiro.yamada.b4@tohoku.ac.jp
- ① ご氏名 ② ご所属 ③ 当研究会の会員 or 非会員(一般) or 学生
- (2)参加申し込みをいただきました後、
- 研究会員の方には、こちらから電子メール返信という形で 講演用URL(Zoom)をご連絡いたします。
- 研究会非会員(一般)の方には、電子メール返信という形で、参加費振込先をご連絡いたします(振込手数料はご負担ください)。参加費の振込を確認後、講演用URL(Zoom)をご連絡いたします。(参加費振込締切:3月17日)
- 問合せ先: 末益崇(筑波大学)、山田高広(東北大学)(メールアドレスは(1)に記載)
シリサイド系半導体と関連物質研究会ホームページに戻る