主旨:
有機分子・バイオエレクトロニクス分科会からは有機ELや有機太陽電池など多くの注目を集める学問分野が育ってきています。しかし、今後さらなる発展のためには若手を中心とした新しい学問分野の創出が重要となってくると思われます。そこで、M&BE分科会設立20周年という区切りの年に昨年まで当分科会で実施していた若手研究者・学生向けの研究会である「分子工学若手夏の学校」を全面リニューアルして、「有機分子・バイオエレクトロニクスの未来を拓く若手研究者討論会」の開催を企画しました。なかなか学会などでは聴講できないような異分野の最先端の話を聞いたり、産業界とのつながりを深めたりと、自分の殻に閉じこもりがちな若手の視野を広げることに主眼を置いています。このような会合を通じて多くの若手研究者や学生に幅広い視野で当分科会をさらに活性化させるように成長を促すことがこの会の最大の目的です。
本年は、愛媛を会場として分子設計などの化学をベースにした異分野融合領域で活躍されている先生方に講演頂きます。また、新しい試みとして企業からの講師を招き、事業化という視点での研究開発の進め方や大学と企業の違いなどについて議論を行います。さらに、参加者や講師の先生方同士のディスカッションを行う場として特別討論や自由討論の場を設定しております。普段の研究生活では得難い新しい視点を身につけ、日頃触れる機会の少ない研究領域の知識を得るために、積極的に参加下さい。
日時:
2010年9月1日(水)〜 9月3日(金)
場所:
メルパルク松山
愛媛媛県松山市道後姫塚123-2
(http://www.mielparque.jp)
プログラム:
【9月1日(水)】 |
〜17:00 |
現地集合 |
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18:00〜19:00 |
フラーレン材料の開発からベンチャービジネス展開 |
田島右副(FLOX・理研) |
19:00〜 |
参加者による研究紹介・自己紹介 |
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【9月2日(木)】 |
9:30〜10:30 |
有機EL材料の研究 〜企業と大学の「研究」に携わって感じたこと〜 |
白沢信彦(東レ) |
10:30〜11:30 |
有機微小共振器の作製とその光学応答 |
近藤久雄(愛媛大学) |
11:30〜12:00 |
アセン系有機半導体の光変換前駆体の合成と物性 |
山田容子(愛媛大学) |
14:00〜 |
自由討論 |
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17:00〜19:00 |
特別討論:アカデミックな研究と企業の製品開発をつなぐためには? |
特別講師:八瀬清志
(産業技術総合研究所) |
19:00〜 |
参加者による研究紹介・自己紹介 |
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【9月3日(金)】 |
9:30〜10:30 |
有機合成化学を活用した塗布変換型有機半導体デバイス |
奥島鉄雄(愛媛大学) |
10:30〜11:30 |
塗布プロセスを利用した光電変換素子 |
福田武司(埼玉大学) |
11:30〜 |
解散 |
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参加費:(テキスト代・消費税含む)
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一般 |
学生 |
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21,000円 |
12,000円 |
懇親会費として別途 |
5,000円 |
2,000円 |
定員:40名
申込〆切:2010年8月10日
参加申込方法:
下記内容を記入の上、電子メールにてお申し込み下さい。また、団体参加の場合、出来るだけ取りまとめてご連絡をお願い致します。
(参加者の氏名、性別、所属、職名又は学年、住所、電話、FAX、e-mailアドレス、M&BE分科会会員/非会員の別)
連絡先:
〒338-8570
埼玉県さいたま市桜区下大久保255
埼玉大学大学院理工学研究科物理機能系専攻
福田武司
E-mail:fukuda@fms.saitama-u.ac.jp
TEL / FAX: 048-858-3526
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