第4回有機薄膜太陽電池サテライトミーティング

◆主催:東京大学大学院理学系研究科光電変換化学講座

◆協賛:応用物理学会(有機分子・バイオエレクトロニクス分科会)

◆日時:平成23年3月14日(水)13:00-20:00

◆場所:東京大学小柴ホール(http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/map/map01.html

◆参加費:無料(定員:100名)

◆懇親会費:4,000円(予定)

 現在、有機薄膜太陽電池の研究開発は、国内外の各研究機関からエネルギー変換効率8%以上の太陽電池特性が多数報告されるなど、高効率化に向けた研究が加速している。その中でも、三菱化学による10%到達の報告は高いインパクトを与えており、いよいよ実用化の時代を迎えつつある。しかしながら、本当の意味での正念場はこれからであり、実用化に資する耐久性・信頼性の向上、普及に向けたモジュール開発などの課題が多く残されている。これら多くの課題に取り組むには、オールジャパンによる新たなソサエティの下、産学官連携によるより一層の研究開発が必要とされている。国内では、応用物理学会の下、有機太陽電池の研究領域が設置され、毎回70件を超える講演件数を集めるなど活発な動きを見せている。更に、応用物理学会に併設して開始された有機薄膜太陽電池サテライトミーティングも、第1回(産総研)86名、第2回(東大先端研)90名強と数多くの当該分野の研究者にご参集頂き活発な議論が行われた。第3回(神奈川科学アカデミー)での開催は東日本大震災の影響で中止となったが、応用物理学会有機分子バイオエレクトロニクス分科会でのメール配信および分科会誌での案内の効果もあり、新規の方を含め数多くの方に参加登録を頂いた。

 今回、応用物理学会/有機分子・バイオエレクトロニクス分科会「有機薄膜太陽電池研究会」を中心として、第4回のサテライトミーティングを東京大学大学院理学系研究科光電変換化学講座主催の下、公開で実施することとなった。更なる集中的な討議の場として、皆様にご活用して頂ければ幸甚である。


◆世話人(有機薄膜太陽電池研究会) :
荒牧晋司(三菱化学)、北澤大輔(東レ)、佐川 尚(京大)、三宅邦仁(住友化学)、平本昌宏(代表、分子研)、藤井彰彦(阪大)、藤田克彦(九大)、吉田郵司(事務局、産総研)(五十音順)

◆現地世話人:松尾 豊(東大理)

◆スケジュール(講師は敬称略):

13:00-13:10  イントロダクトリー   平本昌宏(分子研、研究会代表)

13:10-14:00  東大での取り組み    松尾 豊(東大理)

14:00-14:40  ドナー材料       尾坂 格、瀧宮和男(広島大)

14:40-15:20  新構造モジュール    東芝 交渉中

15:20-15:40  休憩

15:40-16:20  劣化解析        山成敏広(産総研)

16:20-17:00  海外の状況       竹中憲彦(BASF)

17:00-18:00  意見交換、東大見学

18:00-20:00  懇親会

*講演時間30分、ディスカッション10分を目安とします。時間は柔軟に対応します。

**有識者によるミーティングですので、講演者の先生方には有機薄膜太陽電池のイントロは省いて頂き、出来ましたら問題提起したい話題の選択をお願い致します。


◆申し込み方法:
申し込みは、3月7日までに下記メールアドレスへ参加者氏名、所属および連絡先(メールアドレスのみでも結構です)、見学参加、懇親会参加の有無をお知らせください。なるべく、各機関でまとめてご連絡下さい。定員になり次第、締切ります。


◆連絡先メールアドレス:
opv_satellite@m.aist.go.jp
産業技術総合研究所 太陽光発電工学研究センター
吉田郵司