有機分子・バイオエレクトロニクス分科会
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公益社団法人 応用物理学会 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会
第1回業績賞・第11回論文賞及び奨励賞の選考結果報告

2013/5/9

選考委員長:玉田薫

平成25年1月30日まで、業績賞、論文賞、奨励賞の申請を受け付けた結果、業績賞1件、論文賞0件、奨励賞2件の応募がありました。厳正な審査の結果、下記の方が奨励賞(1件)を受賞することとなりました。受賞者への栄誉を湛えますと共に、来年も多数の果敢な応募をお待ちしております。

有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞 1件

奨励賞受賞者:
嘉治 寿彦
(自然科学研究機構 分子科学研究所 分子スケールナノサイエンスセンター 助教)

論文著者名:
Toshihiko Kaji, Minlu Zhang, Satoru Nakao, Kai Iketani, Kazuya Yokoyama, Ching W. Tang and Masahiro Hiramoto

対象論文名:
”Co-evaporant induced crystalline donor:acceptor blends in organic solar cells”, Adv. Mater. 23 (2011) 3320.

主な受賞理由:
低価格な次世代エネルギー技術として期待されている有機薄膜太陽電池の作製法のひとつである低分子有機半導体の真空蒸着法において、真空蒸発中に素子基板に付着しない液体分子を同時に蒸着させるという独創的なアイデアを導入し、これまでにない高品質のドナー:アクセプター混合膜の作製に成功した。本法は、今後様々な有機デバイスの作製に応用可能な技術であり、工業的な価値も高く、社会的インパクトも大きい。


授賞式

第10回有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞、奨励賞の選考結果報告

2012/5/18

選考委員長:玉田薫

平成24年1月30 日まで論文賞、奨励賞の申請を受け付けた結果、論文賞1件、奨励賞6件の応募がありました。厳正な審査の結果、下記の方々が奨励賞(2件)を受賞することとなりました。受賞者への栄誉を湛えますと共に、来年も多数の果敢な応募をお待ちしております。


有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞 2件


1.
奨励賞受賞者:
飯野 裕明(東京工業大学像情報工学研究所、助教)


論文著者名:
H. Iino and J. Hanna


対象論文名:
”Availability of Liquid Crystallinity in Solution Processing for Polycrystalline Thin Films”, Adv. Mater. 23 (2011) 1748.


主な受賞理由:
液晶性材料の自己組織化を利用した配向性有機エレクトロニクス材料を提供する手法に関する研究である。液晶半導体の凝集機構を利用することにより、湿式プロセスで配向制御された薄膜を作製し、優れた電気特性を得ることに成功した。横型、縦型有機デバイスに適した配向性を作り分けられるということで、工業的な価値も高い。



2.
奨励賞受賞者:
柳瀬 雄輝(広島大学医歯薬学総合研究科、助教)

論文著者名:
Y. Yanase
, T. Hiragun, S. Kaneko, H.J.Gould, M. W. Greaves and M. Hide

対象論文名:
“Detection of refractive index changes in individual living cells by means of surface plasmon resonance imaging”, Biosensors and Bioelectronics 26 (2010) 674.

主な受賞理由:
表面プラズモン共鳴(SPR)を用いた細胞のイメージングに関する研究である。細胞生物学の分野において表面プラズモン共鳴を取り入れ、生きた単細胞の細胞膜の屈折率変化を画像としてとらえることに成功した。通常はDNA・蛋白質評価に用いられるSPR法を細胞評価に応用したとして、この分野の新しいブレークスルーとなる論文として評価できる。




第9回有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞、奨励賞の選考結果報告

2011/5/13

選考委員長:工藤一浩

平成22年1月18 日まで論文賞、奨励賞の申請を受け付けた結果、論文賞1件、奨励賞2件の応募がありました。厳正な審議と選考の結果、下記の方々が論文賞および奨励賞を受賞することになりました。受賞者へ栄誉を称えますと共に、来年も多数の果敢な応募をお待ちしております。


1. 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞 1件

論文賞受賞者: 山下 一郎(奈良先端大学院大学:教授)

論文著者名:Ichiro Yamashita

対象論文名:“Fabrication of a two-dimensional array of nano-particles using ferritin molecule”, Thin Solid Films, 393, 12-18(2001)

主な受賞理由:
候補者はバイオエレクトロニクスにおける日本の先駆的研究、特にたんぱく分子の自己凝集と半導体デバイスのプロセスを融合させたバイオナノプロセスを確立している。本論文はその長年の研究の端緒となったたんぱく分子の二次元凝集に関する論文であり、論文賞としてふさわしい。

山下氏
(山形大学 2011/09/01)


2. 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞 1件


奨励賞受賞者: 横山 大輔  (山形大学大学院理工学研究科、助教)

論文著者名:Daisuke Yokoyama, Yousuke Setoguchi, Akio Sakaguchi, Michio Suzuki, and Chihaya Adachi

対象論文名:“Orientation control of linear-shaped molecules in vacuum-deposited organic amorphous films and its effect on carrier mobility”, Advanced Functional Materials 20, 386-391 (2010) .

主な受賞理由:
本研究は、非晶質膜中の棒状分子の自己凝集に伴う集合状態を分光エリプソメトリーにより解析し、移動度等の電子物性も明らかにしている。また、薄膜の形成条件とモロフォロジー、およびキャリア移動度の関連を詳細に行った研究成果は高く評価され、有機デバイス開発の進展に大きく貢献すると考えられる。

横山氏
(山形大学 2011/08/30)


東日本大震災で被災された方への会費免除のお知らせ

2011/5/2

(社)応用物理学会

 2011年3月11日の東日本大震災で被害に遭われた会員の方々に心からお見舞い申し上げます。

 すでに本会ホームページならびにメールでもお知らせ申し上げておりますが、本会では、被害に遭われた会員の方に対し会費を免除させていただくことになりました.

 つきましては、地震で被災されたことを証明する書類(注)を添えて学会事務局までお申し出下さい。お申し出でいただいた会員の方には、直近の会費を1年間免除させていただきます。

●免除対象会費:
正会員(社会人)会費,正会員(大学院生)会費,学生会員会費,分科会会費(A会員会費・B会員会費)

(注):例えば所属機関ないし上長による被災証明書、指導教官による被災証明書、支部発行の被災証明書など

被災証明郵送先および問合せ先:
〒102-0073          
東京都千代田区九段北1-12-3 井門九段北ビル5F          
(社)応用物理学会 会員係                 
電話:03(3238)1042                 
FAX:03(3221)6245                 
e-mail:membership@jsap.or.jp

第9回 応用物理学会 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会 論文賞及び奨励賞
公募のお知らせ

2010/10/04

有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員の皆様におきましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
有機分子・バイオエレクトロニクス分科会では、2002年度より当該分野における顕著な業績に対し、「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」および「同 奨励賞」を贈っております。毎回、秋季応用物理学会学術講演会において受賞講演と贈呈式が行われます。平成21年度の論文賞は該当なしでしたが、奨励賞受賞者1名が受賞されました。本年度も同様に候補者を公募いたしますので、自薦、他薦を問わず、多数の方々の積極的なご応募をお待ちしております。


(1)各賞の選考規定の概要

「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」

*有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する優秀論文

*表彰の対象は表彰時の前年すなわち、2010年12月末日までに発行されたJJAP誌及び関連する学術刊行物に掲載された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する原著論文



「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞」

* 有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスにおける新進の研究者

*表彰の対象者は原則として表彰時の前年すなわち、2010年12月末日までの2年間に発行された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクス関係の原著論文の著作者

*受賞候補者は有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員で原則として論文投稿受理日の時点で満35歳未満の者


いずれも、有機分子・バイオエレクトロニクス分野における研究者の業績をたたえ、研究を鼓舞するものです。


(2)提出書類

・推薦状(様式自由):
ただし、以下の事項を明記すること
(a) 候補者の氏名、所属・職名、連絡先(住所、電話、Fax、E-Mail)、生年月日
(b) 推薦人の氏名、連絡先
(c) 推薦文(200−400字) ・該当する論文(印刷またはそのコピー)
(d) 書類の部数について 推薦書1部、候補者の氏名等と論文(コピー可)を6部

 

(3)提出先(郵送)

有機分子・バイオエレクトロニクス分科会幹事長
工藤一浩
千葉大学 大学院 工学研究科 人工システム科学専攻  
〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33

 

(4)提出期限
2011年1月17日(月)必着

 

なお、各賞の細則規定については、下記URLをご参照ください。
http://annex.jsap.or.jp/support/division/MandBE/about/kitei_index.html


第8 回有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞・奨励賞
選考結果

2010/10/04

選考委員長:平成21 年度分科会幹事長
工藤 一浩

 今回、論文賞3 件、奨励賞5 件の応募がありました。ご応募を頂き有難うございました。厳正な審議と選考の結果、残念ながら今回の論文賞は該当なしとなりましたが、下記1 名の方々が奨 励賞を受賞することになりました。受賞者へ栄誉を称えますと共に、残念ながら受賞の対象にならなかった方々に感謝します。 来年も多数の果敢な応募をお待ちしております。

 なお、M&BE 奨励賞授賞式、ならびに受賞記念講演が平成22 年秋期応用物理学会学術講演会 (長崎大学)9 月15 日 13:00−13:30 (H 会場)にて行われました。

奨励賞受賞者:
関谷 毅 (東京大学大学院工学系研究科 助教)

対象論文:
T. Sekitani, Y. Noguchi, K. Hata, T. Fukushima, T. Aida, T. Someya: A Rubberlike Stretchable Active Matrix Using Elastic Conductors”, SCIENCE, 321, 1468 (2008), 他

主な受賞理由:
カーボンナノチューブを分散させた導電膜は高導電率を維持したまま高い伸縮率を示し、有機 トランジスタを実装した延伸可能なデバイスシートを作製した。これらの成果は、フレキシブル エレクトロニクスにおいて重要な研究と位置づけられ、有機デバイス開発の進展に大きく貢献すると考えられる。

受賞風景
受賞式風景(長崎大学)

8回 応用物理学会 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会 
論文賞及び奨励賞 公募のお知らせ

2009/09/04

有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員の皆様におきましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
有機分子・バイオエレクトロニクス分科会では、2002年度より当該分野における顕著な業績に対し、「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」および「同 奨励賞」を贈っております。毎回、秋季応用物理学会学術講演会において受賞講演と贈呈式が行われます。平成20年度の論文賞は該当なしでしたが、奨励賞受賞者2名が受賞されました。本年度も同様に候補者を公募いたしますので、自薦、他薦を問わず、多数の方々の積極的なご応募をお待ちしております。

 

(1)各賞の選考規定の概要

応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞

*有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する優秀論文

*表彰の対象は表彰時の前年すなわち、2009年12月末日までに発行されたJJAP誌及び関連する学術刊行物に掲載された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する原著論文


応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞

* 有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスにおける新進の研究者

*表彰の対象者は原則として表彰時の前年すなわち、2009年12月末日までの2年間に発行された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクス関係の原著論文の著作者

*受賞候補者は有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員で原則として論文投稿受理日の時点で満35歳未満の者


いずれも、有機分子・バイオエレクトロニクス分野における研究者の業績をたたえ、研究を鼓舞するものです。

 

(2)提出書類

・推薦状(様式自由):ただし、以下の事項を明記すること
(a) 候補者の氏名、所属・職名、連絡先(住所、電話、Fax、E-Mail)、生年月日
(b) 推薦人の氏名、連絡先
(c) 推薦文(200−400字)

・該当する論文(印刷またはそのコピー)
(d) 書類の部数について 推薦書1部、候補者の氏名等と論文(コピー可)を6部

 

(3)提出先(郵送)

有機分子・バイオエレクトロニクス分科会幹事長 工藤一浩

 千葉大学 大学院 工学研究科 人工システム科学専攻
 〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33

 

(4)提出期限

2010年1月18日(月)必着

なお、各賞の細則規定については、下記URLをご参照ください。
http://annex.jsap.or.jp/support/division/MandBE/about/kitei_index.html


第7回有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞・奨励賞
選考結果

2009/10/04

選考委員長:平成20年度分科会幹事長
金藤敬一

今回、論文賞1件、奨励3件の応募がありました。ご応募を頂き有難うございました。厳正な審議と選考の結果、残念ながら今回の論文賞は該当なしとなりましたが、下記2名の方々が奨励賞を受賞することになりました。受賞者へ栄誉を称えますと共に、残念ながら受賞の対象にならなかった方々に感謝します。 来年も多数の果敢な応募をお待ちしております。
なお、M&BE奨励賞授賞式、ならびに記念講演会が平成21年秋期応用物理学会学術講演会(富山大学)9月10日 13:00−13:40 (ZK会場)にて行われました。

奨励賞受賞者

(1)  松島 敏則  (北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科 助教)
著者 :T. Matsushima, Y. Kinoshita and H. Murata. Appl.Phys.Lett.91, 504253 (2007).
論文:“Formation of Ohmic hole Injection by inserting an ultrathin layer of Molybdenum trioxide between indium tin oxide and organic hole-transporting layers”
Appl. Phys. Lett. 91, 504253 (2007).

主な受賞理由:
酸化モリブデンを用いた新規かつ高性能な正孔注入層を発見し、有機/金属電極界面の接触抵抗の低減に成功するばかりではなく、有機ELの特性、寿命向上を明らかにした。これらの成果は、有機デバイスの動作特性の解明や性能向上に大きく貢献すると考えられる。

(2) 大野 玲 (東京工業大学大学院理工学研究科 助教)
著者: Akira OHNO, Jun-ichi HANNA, and David H. DUNLAP
論文:“Analysis of Trap Distribution Using Time-of Flight Spectroscopy”
    Jpn. J. Appl. Phys. 47 (2008) 1079-1088.

主な受賞理由:
TOF法による過渡光電流波形からドリフト移動度(バルク電荷輸送特性)と電荷密度分布を同時に求めることのできる画期的な手法を展開している。M&BE分野で十分価値ある成果と判断され、今後の有機エレクトロニクスの発展に大きく寄与すると考えられる。


松島氏受賞講演



大野氏受賞講演

写真提供 東京工業大学像情報工学研究施設 半那純一教授

第7回 応用物理学会 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会
論文賞及び奨励賞 公募のお知らせ

2008/08/27

有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員の皆様におきましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。有機分子・バイオエレクトロニクス分科会では、2002年度より当該分野における顕著な業績に対し、「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」および「同 奨励賞」を贈っております。昨年度の論文賞1名、奨励賞受賞者2名で、9月の秋季応用物理学会学術講演会において贈呈式が行われます。本年度も同様に候補者を公募いたしますので、自薦、他薦を問わず、多数の方々の積極的なご応募をお待ちしております。


1.各賞の選考規定の概要

応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞

 *有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する優秀論文

 *表彰の対象は表彰時の前年すなわち、2008年12月末日までに発行されたJJAP誌及び関連する学術刊行物に掲載された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する原著論文


応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞

 *有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスにおける新進の研究者

 *表彰の対象者は原則として表彰時の前年すなわち、2008年12月末日までの2年間に発行された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクス関係の原著論文の著作者

 *受賞候補者は有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員で原則として論文投稿受理日の時点で満35歳未満の者


いずれも、有機分子・バイオエレクトロニクス分野における研究者の業績をたたえ、研究を鼓舞するものです。



2.提出書類

・推薦状(様式自由):ただし、以下の事項を明記すること
(a) 候補者の氏名、所属・職名、連絡先(住所、電話、Fax、E-Mail)、生年月日
(b) 推薦人の氏名、連絡先
(c) 推薦文(200−400字)
・該当する論文(印刷またはそのコピー)

(d) 書類の部数について 推薦書1部、候補者の氏名等と論文(コピー可)を6部

 

3.提出先(郵送): 
 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会幹事長 金藤 敬一

 九州工業大学大学院 生命体工学研究科
 〒808-0196 福岡県北九州市若松区ひびきの2-4

 

4.提出期限 2009年1月19日(月)必着

なお、各賞の細則規定については、下記URLをご参照ください。
http://annex.jsap.or.jp/support/division/MandBE/about/kitei_index.html


第6回有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞
並びに奨励賞の選考結果について

2008/08/27

選考委員長:分科会幹事長
金藤敬一

今回、論文賞8件、奨励4件の応募がありました。沢山のご応募を頂き有難うございました。厳正な審議と選考の結果、下記の方々が論文賞および奨励賞を受賞することになりました。受賞者へ栄誉を称えますと共に、残念ながら受賞の対象にならなかった方々に感謝します。

今回は例年になく多くの応募者があり、いずれも優れた論文で先駆的で質の高い研究成果として高い評価を受けました。しかし、特に論文賞では8件の応募に対して1件の受賞で、厳しい選考結果になりました。これは研究のオリジナリティーと有機分子・バイオエレクトロニクス分野への貢献の実績が評価された結果であります。また、奨励賞では、4件の応募者に対して2名の受賞者があり、特に研究の新規性と独創性が評価された結果と考えています。

来年も多数の果敢な応募をお待ちしております。

 

1.有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞 1件 

石井久夫 (いしい ひさお)(千葉大学先進科学研究教育センター教授) 

著者: Hisao Ishii, Kiyoshi Sugiyama, Eisuke Ito, and Kazuhiko Seki
論文:“Energy Level Alignment and Interfacial Electronic Structures at Organic/Metal and Organic/Organic Interfaces”,
Advanced Materials, 11, (1999) 605-625.

主な受賞理由:
本論文は、有機半導体の界面電子構造についてまとめた優れた総説論文であり、世界的に大きなインパクトを与えてきた。初期の研究成果であるが、現在では常識ともなっている有機/金属界面の電気二重層の存在を明らかにしたものであり、昨今の有機デバイスの発展に大きく貢献した。

 

2.有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞 2件 

(1) 間中 孝彰 (まなか たかあき) (東京工業大学大学院理工学研究科 助教 )
著者 :Takaaki Manaka, Eunju Lim, Ryousuke Tamura, and Mitsumasa Iwamoto
論文:Direct imaging of carrier motion in organic transistors by optical secondharmonic generation,
Nature Photonics 1, 581-584 (2007) Published online: 1 October 2007.
主な受賞理由:
有機トランジスタ中のキャリアの動きを可視化した世界で始めての論文である。キャリアのつくる局所的な電界分布に起因する光第二次高調波(SHG)に着目し、その分布と時間的変化から、素子中のキャリア移動を直接観測した。これらの成果は、有機デバイスの動作特性の解明や性能向上に大きく貢献すると考えられる。

(2) 酒井 正俊 (さかい まさとし)(千葉千葉大学大学院工学研究科 助教)
著者: Masatoshi Sakai, Masakazu Nakamura, and Kazuhiro Kudo,
論文: “Organic nanochannel field-effect transistor with organic conductive wires”
    Applied Physics Letters, 90, 062101 (2007).

主な受賞理由:
TTF-TCNQの導電性を有する電荷移動型錯体をナノ配線として用い、ナノワイヤの先端に存在するTCNQ半導体の電子特性を明らかにした興味深い論文である。これらの有機半導体/有機導電体の界面および接合は、今後の有機エレクトロニクスの発展に大きく寄与すると考えられる。

以上 

第6回 応用物理学会 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会
論文賞及び奨励賞 公募のお知らせ

2007/09/11 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員の皆様におきましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。有機分子・バイオエレクトロニクス分科会では、 2002 年度より当該分野における顕著な業績に対し、「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」および「同 奨励賞」を贈っております。昨年度の論文賞0名、奨励賞受賞者1名で、9月の秋季応用物理学会学術講演会において贈呈式が行われます。本年度も同様に候補者を公募いたしますので、自薦、他薦を問わず、多数の方々の積極的なご応募をお待ちしております。


各賞の選考規定の概要

「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」

* 有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する優秀論文

* 表彰の対象は表彰時の前年すなわち、 2007 年 12 月末日までに発行された JJAP 誌及び関連する学術刊行物に掲載された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する原著論文

「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞」

* 有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスにおける新進の研究者

* 表彰の対象者は原則として表彰時の前年すなわち、 2007 年 12 月末日までの 2 年間に発行された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクス関係の原著論文の著作者

* 受賞候補者は有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員で原則として論文投稿受理日の時点で満 35 歳未満の者

いずれも、有機分子・バイオエレクトロニクス分野における研究者の業績をたたえ、研究を鼓舞するものです。

提出書類

・推薦状(様式自由):ただし、以下の事項を明記すること
(a) 候補者の氏名、所属・職名、連絡先(住所、電話、 Fax 、 E-Mail )、生年月日
(b) 推薦人の氏名、連絡先
(c) 推薦文( 200 − 400 字)

・該当する論文(印刷またはそのコピー)
(d) 書類の部数について
推薦書 1 部、候補者の氏名等と論文(コピー可)を6部


◆提出先(郵送):
有機分子・バイオエレクトロニクス分科会幹事長 金藤 敬一
九州工業大学大学院 生命体工学研究科
〒808-0196
福岡県北九州市若松区ひびきの2-4


提出期限 2008年1月21日(月)必着

なお、各賞の細則規定については、下記 URL をご参照ください。

http://annex.jsap.or.jp/support/division/MandBE/

「M&BE研究活性化支援金」制度のご案内 (改訂版)

2007/05/24

M&BE 幹事長 金藤 敬一

 本制度は、本分科会の発展ならびに活性化を目指して、本分科会会員が開催及び企画に参画する研究会等の活動を支援することを目的に作られたものです。

 支援金には、A枠(申請1件につき 10万円以内)、B枠(申請1件につき20万円以内)の2種類があり、それぞれの支援対象は、下記のように定められています。

A枠:
新しい研究会の創設につながるもの、異分野との境界領域など、新しい研究分野の開拓、発展を目指す、継続性のある新しい試みに対する支援。

B枠:
研究活性化を図るために行う研究者の招聘、参加費軽減のための援助等、既存分野での研究活動の活性化に対する支援。

 本制度を利用されようとする場合、 申請書(所定の様式) を幹事長宛(金藤幹事長: kaneto@life.kyutech.ac.jp )に e-メールで提出して頂くことが必要です。申請は、3、9月の月末に締め切られ、本分科会審査委員会の審査を経て、原則、5、11月の常任幹事会で可否が決定されます。また、支援を受けられたものについては、対象となった研究活動が終了した時点で、 活動報告(所定の様式)及び会計報告(様式任意) を提出していただきます。

 全体予算に限りがありますので、必ずしも申請されたとおりの支援が行えない場合もあるかもしれませんが、本分科会のいっそうの発展に向け、会員の皆様の積極的な応募をお願い致します。ご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせ下さい。

問合せ先:
M&BE分科会庶務幹事 藤井彰彦
TEL:06-6879-7758
FAX:06-6879-7774
e -mail : afujii@eei.eng.osaka-u.ac.jp

研究活性化資金 内規(PDF)
研究活性化資金 申請書(WORDファイル)
研究活性化資金 報告書(WORDファイル)

第5回M&BE論文賞および同奨励賞の結果報告
2007/03/31

第5回M&BE奨励賞が次の方に決まりましたので御報告いたします。

1)
中山 健一   山形大学工学部機能高分子工学科・助教授
Ken-ichi Nakayama, Shin-ya Fujimoto and Masaaki Yokoyama
”High-current and Low-voltage operation of metal-base organic transistors with LiF/Al emitter"
Appl.Phys.Lett.88,pp.153512-1- 3 (2006)


また、M&BE論文賞は該当者がいませんでした。



M&BE 研究活性化支援金に関して

2007/03/12

M&BE 幹事長 岩本光正

 今回、「 M&BE 活性化支援金」を創設し、平成19年度から活用する予定で、常任幹事会で議論を重ねてきました。ここで、その経緯や内容に関してかいつまんで説明させていただきます。

 最初は比較的小さかった当 M&BE 分科会も時代の流れと共にお陰さまで会員の増加が続いており、現在900名程になってまいりました。それに伴い、従来は無条件で共催・補助していた、 M&BE の主催ではない研究会等に関して、1.同じ予算を使うのであれば M&BE 会員に対して他に何か出来る事があるのではないか、2.補助するにしても透明性を確保しルールに沿って決定すべきではないか、と言う考えが出てきました。

 1.に関しては、内規の (A) 枠に当たりますが、会員の企画する比較的小規模な研究会への補助を想定しております。資金が殆どない場合でも、会場や講師を確保し独自な視点で研究会を開催できるようにと考えました。種々の事情から従来は東京や大阪等の限られた都市でしか研究会や講習会を開催する事ができませんでした。これ以外の場所におられる会員の方々にも研究会を開催していただく道を開ければ幸いと存じます。

 2.に関しては、内規の( B )枠にあたりますが、元々はその主たるメンバーが重なっていた、例えば KJF ( Korea Japan Forum )等も、会員数増とその要求の多様化に伴い、ルールに沿って決定していく必要性を感じ始めたことがその発想にあります。組織としてはやはり新陳代謝が必要です。研究・開発のフロンティアとしてオリジナリティーを追求するには、企画する人も企画の内容もどんどん新しいものに変革していく必要があります。

 もちろん従来から年に数回主催している講習会や研究会に関してはこれまで通り行っていきます。

M&BE としては初めての試みでもありますし、実際の運営に関して試行錯誤していく部分もあるかと思います。会員の皆様からの忌憚のない御意見を宜しくお願い致すると共に、議論を通して M&BE 分科会の今後の進むべき方向性を模索できれば幸甚です。いずれにいたしましても会員へのサービスを考えて創設した枠組みですので、実際に採択された場合には何らかの形で会員に還元される様にご配慮いただく必要があり、その使用方法等に関しては透明性が確保されなければいけません。

 今回は平成19年度上半期(4〜9月に開催予定)分に開催予定の研究会等に関して、3月1日から3月 31 日まで募集します。ご参考までに、 M&BE 研究活性化支援金の内規、申請書、報告書も以下よりダウンロードできます。

お問い合わせ先:
松田直樹(産総研九州センター)
naoki.matsuda@aist.go.jp

研究活性化資金 内規(PDF)
研究活性化資金 申請書(WORDファイル)
研究活性化資金 報告書(WORDファイル)


「第4回有機エレクトロニクス・バイオエレクトロニクス国際会議」
のお知らせ

2006/08/22

来る2007年3月14ー16日に東京大学本郷キャンパス武田ホールにおいて、
第4回有機エレクトロニクス・バイオエレクトロニクス国際会議(M&BE4)を開催致します。

詳細は今後下記のURLにてお知らせして参ります。
多数のご参加をお待ちしております。
http://annex.jsap.or.jp/support/division/MandBE/mbe4/

第4回M&BE論文賞および同奨励賞の結果報告
2006/03/31

第4回M&BE論文賞が次の方に決まりましたので御報告いたします。

1)
平本昌宏 大阪大学大学院工学研究科 生命先端工学専攻 助教授
Masahiro Hiramoto , Hiroshi Fujiwara, and Masaaki Yokoyama
"p-i-n like behavior in three-layered organic solar cells having a co-deposited interlayer of pigments"
Journal of Applied Physics , Vol.72, Issue 8, pp. 3781-3787 (1992).

 

また、第4回M&BE奨励賞が次の方に決まりましたので御報告いたします。

1)
安田剛   九州大学大学院総合理工学研究院・助手
Takeshi Yasuda , Takeshi Goto, Katsuhiko Fujita, and Tetsuo Tsutsui
"Ambipolar pentacene field-effect transistors with calcium source-drain electrodes"
Appl.Phys.Lett.85,pp. 2098-2100 (2004)

 

第4回 応用物理学会 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会
論文賞及び 奨励賞 公募のお知らせ

2005/08/15

有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員の皆様におきましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。有機分子・バイオエレクトロニクス分科会では、 2002 年度より当該分野における顕著な業績に対し、「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」および「同 奨励賞」を送っております。 9 月の秋季応用物理学会学術講演会におきましても無事に論文賞 1 件、奨励賞 2 件を贈呈することができました。本年度も同様に候補者を公募いたしますので、 自薦、他薦を問わず 、多数の方々の積極的なご応募をお待ちしております。


(1)
各賞の選考規定の概要

「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」

※  有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する優秀論文

※ 表彰の対象は表彰時の前年すなわち、 2005 年 12 月末日までに発行された JJAP 誌及び関連する学術刊行物に掲載された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスに関する原著論文

 

「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞」

※ 有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクスにおける新進の研究者

※  表彰の対象者は原則として表彰時の前年すなわち、 2005 年 12 月末日までの 2 年間に発行された有機分子エレクトロニクス及びバイオエレクトロニクス関係の原著論文の著作者

※  受賞候補者は有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員で原則として論文投稿受理日の 時点で満 35 歳未満の者


いずれも、有機分子・バイオエレクトロニクス分野における研究者の業績をたたえ、研究を鼓舞するものです。

 

(2)提出書類

・推薦状(様式自由):ただし、以下の事項を明記すること

(a) 候補者の氏名、所属・職名、連絡先(住所、電話、 Fax 、 E-Mail )、生年月日
(b) 推薦人の氏名、連絡先
(c) 推薦文( 200 − 400 字)

・ 該当する論文(印刷またはそのコピー)

(d) 書類の部数について 推薦書 1 部、候補者の氏名等と論文(コピー可)を 5 部


(3)
提出先(郵送):
有機分子・バイオエレクトロニクス分科会幹事長 岩本光正

東京工業大学 大学院理工学研究科 電子物理工学専攻
〒 152-8552
東京都目黒区大岡山 2 ? 12 ?1 -S3-33


(4)提出期限
2006年1月14日(土) 消印有効

なお、各賞の細則規定については、下記 URL をご参照ください。

http://annex.jsap.or.jp/support/division/MandBE/


「第3回有機エレクトロニクス・バイオエレクトロニクス国際会議」のお知らせ

2004/09/21

来る2005年3月3、4日に学術総合センタービルにおいて第3回有機エレクトロニクス・バイオエレクトロニクス国際会議(M&BE3)を開催致します。
詳細は今後下記のURLにてお知らせして参ります。多数のご参加をお待ちしております。
http://annex.jsap.or.jp/support/division/MandBE/mbe3/

なお1st Circularは上記ホームページよりダウンロードできます。


「応用物理学会 有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」
および 「同 奨励賞」 公募のお知らせ

2004/09/21

応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会では、一昨年度より当該分野における顕著な業績に対し、「応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞」および「同 奨励賞」を贈ることにしております。本年度も候補者を公募いたしますので、自薦、他薦を問わず、多数の方々の積極的ご応募を期待しております。


(1)受賞対象

応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会論文賞

* 有機分子エレクトロニクスおよびバイオエレクトロニクスに関する優秀な原著論文で、表彰時の前年12月末日までに発行された学術刊行物に掲載されたもの


応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会奨励賞

* 表彰時の前年12月末日までの2年間に発行された有機分子エレクトロニクスおよびバイオエレクトロニクス関係原著論文の著作者で、対象論文における投稿受理日の時点で満35歳未満である有機分子・バイオエレクトロニクス分科会会員


(2)提出書類:
推薦状(様式自由: (1) 候補者氏名、(2) 所属・身分、(3) 住所、(4) 電話、Fax、E-Mail、(5) 生年月日、(6) 推薦人氏名・連絡先、並びに推薦文(200−400字)および該当する論文(別刷またはそのコピー)1部

(3)提出先:
有機分子・バイオエレクトロニクス分科会幹事長 筒井哲夫
(九州大学大学院総合理工学研究院物質科学部門
〒 816-8580
福岡県春日市春日公園6-1)

(4)提出期限:
2005年1月10日(月)必着

 


第2回M&BE論文賞および同奨励賞の結果報告
2004/09/21

第2回M&BE論文賞が次の方に決まりましたので御報告いたします。

1)
大森裕 大阪大学先端科学技術共同センター・教授
Y. Ohmori, M. Uchida, K. Muro, K. Yoshino,
" Blue Electroluminescent Diodes Utilizing Poly(alkylfluorene) "
Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 30, L1941-1943 (1991).

また、第2回M&BE奨励賞が次の2名に決まりましたので御報告いたします。

1)
木口学 北海道大学大学院理学研究科・講師
M. Kiguchi, M. Nakayama, K. Fujikawa, K. Ueno, T. Shimada, K. Sakai,
"Accumulation and Depletion Layer Thicknesses in Organic Field Effect
Transistors "
Jpn. J. Appl. Phys., Vol.42, L1408-1410 (2003).

2)
古海誓一 物質・材料研究機構材料研究所微粒子プロセスグループ・研究員
S. Furumi, S. Yokoyama, A. Otomo, S. Mashiko,
"Electrical control of the structure and lasing in chiral photonic
band-gap liquid crystals"
Appl. Phys. Lett., Vol. 82, 16-18 (2003).


M&BEロゴマークの由来について
2004/03/09

M&BEのロゴマークが、正式に決定いたしました。2004年より、分科会誌の表紙にロゴマークが使用されています。

ロゴをデザインされた京都大学の石田謙司先生に「ロゴマークの由来」をお伺いしました。

本ロゴマークは、「有機分子、バイオ」の基幹材料である炭素(Carbon)のCを輪郭とし、「エレクトロニクス」を司る電子(electron)のeが、炭素の中を駆けぬける様子を表した(つもりの)ものです。本ロゴマークの原型は、2001年に淡路島で開催された国際会議”M&BE1”のロゴマークですが、ちょうど20世紀から21世紀への移り変わりの年でしたので、当時、輪郭Cは世紀(Century)も併せて意識しました。今後、分科会誌や企画冊子において目にとまる事もあるかと思いますが、末永くよろしくお願いします。

 


第1回M&BE論文賞の受賞者の姿
2004/01/06

第1回M&BE論文賞、受賞者お二方の記念写真が届きました。

 
工藤一浩 千葉大学教授
    安達千波矢 千歳科学技術大学助教授

 


M&BE論文賞記念トロフィー


第1回M&BE論文賞の結果報告
2003/07/30

第1回M&BE論文賞が次の2名に決まりましたので御報告いたします。

1)工藤一浩 千葉大学教授:有機TFTに関する研究
K.Kudo, M.Yamashina and T.Moriizumi,
"Field Effect Measurement of Organic Dye Films",
Jpn.J.Appl.Phys., 23 (1984) 130.

2)安達千波矢 千歳科学技術大学助教授:有機ELに関する研究
C.Adachi, S.Tokito, T.Tsutsui and S.Saito,
"Electroluminescence in Organic Films with Three-Layer Structure",
Jpn.J.Appl.Phys., 27(2) (1988) L269-L271.

また、M&BE奨励賞は該当者がいませんでした。