フォトニック結晶は、光を自在に制御可能な光ナノ構造として大きな可能性をもつ。本講演では、フォトニック結晶の現状と将来展望について紹介する。特に重要な話題としては、(i)光を一瞬の間、止めておく、あるいは蓄積することを目指した高Q値ナノ共振器の進展に関すること。現在では、Q値200万が実現。(ii)従来はその制御が、極めて困難であった自然放出の制御が、フォトニック結晶の進展によって可能になってきたこと。特に、不要な発光を禁止し、そのエネルギーを真に必要な発光に使うことは極めて重要。(iii)全く新しいフォトニック結晶レーザの進展。大面積で、単一縦・横モードの動作が可能なレーザが実現されつつあること。以上を例に、フォトニック結晶の進展と将来展望を紹介したい。