〜 幹事長就任にあたって 〜

首都大学東京 理工学研究科 電気電子工学専攻 須原 理彦  

 このたび応用電子物性(応電)分科会の幹事長となりました首都大学東京の須原です。どうぞよろしくお願いします。私自身が応電分科会会員になってから早くも15年が過ぎました。今後も分科会活動への献身に真摯に励みますので,会員をはじめ,皆様のご協力をどうぞよろしくお願いします。

 この応電分科会は2014年1月現在361名の会員がおられます。そのうちの分科会幹事25名の皆さんと活動企画・運営にあたっております。応電分科会は,取扱う分野が幅広い点で他の分科会とは異なっており,応用物理学会のミニチュアセットとも表現されながらも,分科会としての立ち位置を模索してきています。代々からの諸活動は,それぞれの幹事メンバーが自らの専門性ばかりでなく,応用物理分野に対する強い興味と鋭い嗅覚とに依拠して,多少門外漢であっても多様な良い活動の企画・運営を積極的に取り組む,というのが基本姿勢であって,活動に携わる幹事自身の専門性強化を特に目指していない点が特長です。したがって,目下のところ学や産で議論がホットな分野の研究例会はもとより,報告され始めたばかりの基礎的な物性や材料創成技法などの諸研究の応用物性としての可能性にも焦点を当てた研究例会企画も重要なスコープです。最近,応用電子物性分科会の英語名称についても議論をし,Applied physics of electronic properties,続けてin devices and materialsが省略されている感じであるとの意識合わせもいたしました。

 昨今は学会会員数の減少に伴い,新しい施策の検討も分科会に求められてきておりますが,上述の代々の基本姿勢を忘れずに,益々応電分科会の活動の活性化にお役に立てるよう,幹事の皆さんと努力していきたいと思っております。

2014年4月  


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