趣旨:固体光物性研究は、分光手法と物質科学の発展が両輪となり長足の進展を遂げています。
特に近年では、超短パルスレーザーやテラヘルツ発生をはじめとする光源技術の高度化と、トポロジカル物質をはじめとする新しい物質系の発展により、多彩な研究展開がなされています。
さらに、光物性研究が新規光源などの実用化に貢献する例も見られます。
本研究会では、固体光物性研究の新潮流と題し、これらの分野の第一線で活躍されている研究者をお招きし、基礎から最新のトピックまでをご講演いただきます。
幅広い分野の皆様のご参加をお待ちしています。
11月7日(木) | ||
13:30-13:35 | 岩本 敏(委員長、東京大学) | 開会挨拶 |
13:35-14:45 | 松永 隆佑 (東京大学) | チュートリアル「固体のトポロジカル応答とテラヘルツ時間分解実験」 |
14:45-15:35 | 森本 高裕(東京大学) | 「固体中電子の幾何学位相が駆動する非線形光学応答の理論」 |
15:35-15:50 | 〜休憩〜 | |
15:50-16:40 | 井手上 敏也(東京大学) | 「2次元物質の対称性と光電流応答」 |
16:40-17:30 | 谷口 耕治(東京工業大学) | 「キラルな有機・無機ハイブリッド系における光・スピン・電荷物性の開拓」 |
〜夕食〜 | ||
〜懇親会〜(現地参加のみ) | 自己紹介・ポスターセッション | |
11月8日(金) | ||
08:30-09:20 | 高橋 陽太郎 (東京大学) | 「トポロジカル物質の磁気光学応答」 |
09:20-10:10 | 佐藤 正寛(千葉大学) | 「THz帯から可視光帯レーザーによるスピン流・磁化・スピンテクスチャの高速操作についての理論」 |
10:10-10:20 | 〜休憩〜 | |
10:20-11:10 | 栗原 貴之 (東京大学) | 「超高速時間領域におけるスピン揺らぎ分光」 |
11:10-12:00 | 小川 直毅(理化学研究所) | 「エキシトン-マグノン相関と非線形光学分光」 |
12:00-13:30 | 〜昼食〜 | |
13:30-14:20 | 秋草 直大(浜松ホトニクス) | 「量子カスケードレーザの研究開発および実用化」 |
14:20-15:10 | 秋山 英文(東京大学) | 「ピコ秒利得スイッチ半導体レーザーシステムの開発と応用」 |
15:10-15:40 | 〜休憩〜 | |
15:40-16:30 | 方 楠(理化学研究所) | 「Exciton transfer and interface excitons in mixed-dimensional heterostructures」 |
16:30-17:20 | 宮内 雄平(京都大学) | 「カーボンナノチューブの励起子熱光物性」 |
〜夕食〜 | ||
〜懇親会〜(現地参加のみ) | ||
11月9日(土) | ||
08:30-09:40 | 小西 邦昭 (東京大学) | チュートリアル「誘電体人工微細構造によるメタオプティクス研究の進展」 |
09:40-10:30 | 田中 嘉人(北海道大学) | 「スピンや軌道の角運動量をもつ光と人工キラルナノ構造との相互作用」 |
10:30-10:40 | 〜休憩〜 | |
10:40-11:50 | 五神 真(理化学研究所) | 特別講演「励起子BECの観測とその先へ」 |
11:50-11:55 | TBA | 閉会挨拶 |