平成20年度秋季放射線分科会幹事会議事録
日時 平成20年9月3日(水) 12:00~13:30
場所 中部大学 25号館3階2533室
出席者 (敬称略、順不同)
田中浩基、大野雅史、河原林 順、三好正毅、誉田義英、中村正吾、
佐藤文信、渋谷憲悟、持木幸一、納冨昭弘、木村 敦、比嘉 晃、稲玉直子、松本哲郎
オブザーバー:南戸秀仁、松本政雄、緒方良至、青木 徹、神野郁夫、井口哲夫、神谷富裕
配布資料
1.資料1 平成20年度春季放射線分科会幹事会議事録(案)
2.夏の学校
資料2-1「第20回放射線夏の学校」報告
資料2-2 夏の学校のありかたについて
資料2-3 これまでの夏の学校開催地
3.会誌「放射線」出版について
資料3-1 会誌「放射線」出版状況
資料3-2 放射線33-1の増刷に関する対応
資料3-3「放射線」編集簡易マニュアル
4.「学術講演会 シンポジウム」
資料4-1 今秋のシンポジウムが二件になった経緯
資料4-2 2009年春シンポジウム企画案
資料4-3 1989年以降のシンポジウムテーマ一覧
5.放射線賞について
資料5-1 第14回「放射線賞」選考結果について
資料5-2 第15回「放射線賞」募集について
6.幹事選出
資料6-1 次期幹事選出について
資料6-2 歴代幹事(2000年以降)
7.資料7 分科会ホームページの整備について
8.資料8 放射線分科講演数の変化
資料追加1 産総研・柚木さんからの応用物理論文賞に関する提案
議題
1.前回議事録確認(納冨)
資料1により平成20年度春季放射線分科会幹事会議事録の確認が行われ、了承された。
2.夏の学校関連
資料2-1により青木幹事から今年の「放射線夏の学校」の報告があった。また、収支報告に関連して、今年度の活性化支援資金の申請が5月の締め切りに間に合わなかったが、事後申請で予算配分が認められる見込みであることが説明された(納冨)。今回は事後報告となるが、20万円満額ではなく、実際に必要であった、137,011円のみを領収書つきで請求することとなった。9月の締め切りは9/25である。
来年度の夏の学校は、幹事校を武蔵工業大学(持木先生)にお願いし、7月末から8月上旬の三日間に学校法人五島育英会・八ヶ岳山荘で行う予定であることが説明された。他の行事や大学の予定等も勘案し学生参加数を確保することが重要である。夏の学校も、今回で20回目をむかえテキストも20冊となった。これまで、まとめて保存することを行っていいなかったので、まとめて保存しておくことが望まれるが、場所をとるのでpdf化しておいてはどうかとの提案がなされた。どのような形で活用するかは議論の余地があるが、持木先生周辺でpdf化の作業を開始することが了承された。とりあえず、ひとそろいは納冨のところにあります。また、近年、他団体との共催の形で学校を開くことが多くなったが、その年の夏の学校をどの団体と共催するか、を直前の春の幹事会で確認しておくことが運営をスムースにする為に重要であるとの意見が出された。
3.会誌出版計画、編集進捗状況等
資料3-1にしたがって、会誌「放射線」の出版状況が説明された。遅れていた「中沢先生追悼号」はようやく原稿が整い、まもなく34-2として出版される予定である(井口委員)。34-1は印刷・製本が終了し、郵送の段階になっている(田中委員・三好委員)。34-3は若干遅れているが、一応8月末をめどに、著者への原稿督促が行われている(照沼委員:代理納冨)。34-4については、ほぼスケジュールどおり作業が進んでいる。34-4のタイトルについては「医学分野を取り巻く現状」について、「放射線」の語を入れた方がよいのではとの意見がこの春の幹事会でも提出されていたので、その方向でタイトルを変更する方針であるが、まだ具体的な案はできていない(稲玉委員)。35-1は今回の二件のシンポジウムの合併版とすることが認められた。「イオンビームを用いた微細加工」のお世話をされている神谷先生・小嶋先生も編集作業に協力していただくこととなった。35-2については、この夏の夏の学校の特集号であるが、原稿依頼を既に行っていることが豊川委員のメモ(代読納冨)により、説明された。また、今後も出版の正常化のために、準備できたものから順次出版していく方針が確認された。
懸案であった33-1号(PETの定量化)の増刷対応状況について、資料3-2に基づいて説明が行われた。最終的に該当部分のみを抜き出してPDF化してDVDに焼きつけ、別刷り扱いで医学物理学会側に渡した。DVDへのコピーや郵送作業は医学物理学会の負担とした。今後、このような要望にどのように対応していくかは、あらためて議論することが必要である。
また、夏の学校のテキストと同様、「放射線」のバックナンバーのPDF化作業も必要であろとの提案がなされた。現在、持木幹事長のところにほぼすべての号が保存されているので、持木先生周辺で順次PDF化の作業をすすめることとなった。今後、これをどのように活用するかは、慎重に議論する必要がある。
4.シンポジウム・研究会・講演会企画
資料4-1により、この秋の学会で、通常の放射線分科会企画のシンポジウムの他に、もう1件、放射線分科会企画としてシンポジウムを行うことになったいきさつについて説明がなされた。シンポジウムの講演も放射線関連の講演数のひとつにカウントするというルールがあるので、講演数を維持する上でも、複数の講演会を企画することは望ましいことである。シンポジウムの講演内容が会誌「放射線」に出版されることも、分科会の活性化の点からはよいこといである。
渋谷委員から、資料4-2にもとづき「2009年春季シンポジウム企画」について、シンチレータを首題としたものにするとの説明があった。講演者については、他の企画との重複に注意する必要がある。
5.放射線賞について
資料5-1により、第14回放射線賞は、推薦数が少なかったため該当無しとした旨、持木幹事長より説明があった。また、第13回の放射線賞奨励賞(名古屋大学・富田氏)の授賞式は、来春の応物学会の、シンポジウムが開催される日の朝一のセッションの最初に行なうように、プログラム委員のKEK斎藤先生に依頼することになった。第15回の放射線賞については、現在候補を募集中であるが、メーリングリストも活用して幅広く募る方向で対応する。また、夏の学校のポスター賞受賞者(昨年夏の学校については、既に放射線に掲載されている論文も対象)や今年の二月のKEKの研究会のポスター発表賞受賞者(京大・上川氏 プロシーディングスに掲載決定ずみ)を積極的に推薦する取り組みが確認された。
6.次期幹事選出について
持木幹事長から、幹事選出規約・手順の明確化・明文化が必要であろうとの意見が出された。メーリングリストを活用して、幹事候補を募るなどの新しい取り組みが予定されているので、そのことも含めて整備していくことが求められる。ただし、退任される幹事の先生に後任を推薦して頂くことは、当面のあいだ従来通り併用する。
7. 分科会ホームページの整備について
今年度いっぱいで徳島大・桑折先生が退官される。これまで放射線分科会から徳島大へリンクを張っていたが、お世話して頂く人がいなくなる。以下のコンテンツについては、分科会のHPを運用している応物のサーバーに移殖して、運用・整備を続けていくことが了承された。具体的作業は、分科会のHP担当者で対応する。
●放射線賞受賞者リスト
●分科会会誌「放射線」もくじ
●Radiation Detectors and Their Usesコンテンツサービス
8. メーリングリストの運用について
放射線分科会だよりや、幹事候補募集、放射線賞募集などを中心に運用の試みをおこなう。(持木幹事長周辺で開始する。)
9.放射線分科講演数増加への取り組み(ルールの再確認)
放射線関連で維持すべき講演件数の数え方の再確認を行う必要がある。
10. その他
・南戸先生から、会誌「放射線」で以前開始した放射線に関する基礎講座が、現在立ち消えになっているので、再会を検討して頂きたいとの提案があった。将来的には単行本として出版し、大学院レベルのテキストとして活用できるようなものになればよいとの期待がある。
・近畿大・鶴田先生から、次のようなメッセージが伝えられた(納冨代読)。「今回の学会で応物のフェローになりました。本来ならば幹事会に出席してひとことご挨拶すべきですが、海外出張のためそれができない。失礼をお許しください。」
・産総研・柚木さんから、放射線賞の審査対象論文を応用物理の論文賞他に推薦する仕組みが作れないか、との提案があった(追加資料1:納冨代読)。ルールを確認して、対応を検討することとした。
以上.