「研究会だより」

応用物理学会・光波センシング技術研究会
 
 

第61回光波センシング技術研究会講演会(LST61)が、2018年6月12日(火)、13日(水)の2日間にわたり、東京都新宿区神楽坂にある東京理科大学森戸記念館において開催されました。参加者は、招待講演者7名、一般および学生の講演者29名、聴講者55名の合計91名を数えました。今回も多くの皆様に参加いただき活気溢れる講演会となりました。本研究会では、毎回特集テーマを設定しており、第61回は「光三次元形状計測の新展開」を取り上げました。光による三次元計測は、光学部品や金型の精密形状計測、製品の形状検査、地形の計測など幅広い分野で応用されています。最近では、家庭用ゲーム機や自動車の運転支援など身近な生活でも欠かせないものとなっています。光は精密な物差しで、光の波長のナノメートルから天文分野の光年まで広いレンジの距離計測が可能です。距離計測を二次元で行うと三次元形状が得られます。また、光の直進性から三角測量の原理による三次元形状計測も行われています。現在も三次元計測の高精度、高速化、広レンジ化などの研究開発が進められており、新たな応用も広がってきています。今回は三次元形状計測技術に焦点を当てた様々な研究開発事例が招待講演で紹介されました。また、この中の1件はIEEE Photonics Society Japan Chapter主催の特別講演として行われました。さらに、特集テーマに関連する話題に限らず、光波センシング技術の広い分野から一般講演として27件のオリジナル論文が発表され、大変盛会でした。

講演会初日の12日(火)昼には定例の常任幹事会が開催され、はじめに、田中哲LST副委員長の再任が提案され承認されました。また、新たに花山良平氏(光産業創成大学院大学)の常任幹事への就任と浅川賢一常任幹事(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)の退任が承認されました。今後、引き続き59名の常任幹事体制で、研究会を運営してまいります。つぎに、次回LST62に向けた特集テーマについて意見交換が行われました。

次回LST62は、2018年12月4日(火),5日(水)の両日、今回と同様、東京理科大学森戸記念館にて開催されます。特集テーマは「レーザー加工を利用したセンシング応用」です。特集テーマ以外にも光技術の広い分野からの発表を歓迎します。LST62論文募集案内をご覧いただき、奮ってご投稿、ご参加いただきたいと思います。

 
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