2002春 (第49回)
開催テーマ:カーエレクトロニクス最前線 -材料からシステムまで-
002年春季第49回応用物理学関係連合講演会での第30回応用物理学スクールB
自動車は単なる輸送手段ではなく、居住空間から全地球規模にわたる総合システムです。ここには機械工学、流体力学は言うに及ばず、人間工学、環境学等々多岐にわたる分野の総合力が必要とされ、大きな工業分野であり同時に大きな学問分野を包含しております。中でも、エレクトロニクスの果たす役割は益々重要となり、我々の目に見えるところは言うに及ばず、自動車の内部深く、また、道路周辺から宇宙まで広大な空間にわたってエレクトロニクスが関わっております。 本スクールでは、馴染みの深い自動車とその周辺において如何に電子化されているか、またエレクトロニクスを用いて如何に高度化されようとしているかを自動車側とエレクトロニクス側の双方から披瀝し、将来を展望していただきます。そこには応用物理学にとって極めて興味深い多くの課題があることが明らかにされます。学生・研究者・技術者にとって興味深くまた大変有益であると確信しています。多数のご参加を期待しています
開催概要
- 開催日時
- 2002年03月27日
- 会場
- 東海大学湘南校舎
- 主催
- 公益社団法人応用物理学会 結晶工学分科会
1 | 9:00~9:10 | はじめに | 竹田 美和 (名大) |
2 | 9:10~10:10 | カーエレクトロニクスの現状と将来展望 | 川橋 憲 (トヨタ自動車) |
3 | 10:10~11:10 | ITS (Intelligent Transport Systems)による自動車の高度化 | 古川 修 (本田技研) |
4 | 11:10~11:50 | カーエレクトロニクスとITSを支えるデバイス・システム | 中村 優 (東芝e-ソリューション) |
11:50~13:00 | 昼 食 |
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5 | 13:00~13:40 | ミリ波帯MMICの開発と自動車用レーダへの応用 | 水谷 浩 (NECエレクトロンデバイス) |
6 | 13:40~14:20 | センサーデバイスと安全制御 | 柵木 充彦 (デンソー) |
7 | 14:20~15:00 | 次世代パワーデバイスの自動車への応用 | 葛西 昌弘、坂野 順一 (日立日立研) |
15:00~15:15 | 休 憩 |
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8 | 15:15~15:55 | 次世代ロバストエレクトロニクス用材料 | 松波 弘之 (京大) |
9 | 15:55~16:35 | ナノテクノロジーと自動車への応用可能性 | 塚本 史郎、小口 信行 (物材機構) |
10 | 16:35~17:00 | 総合討論 | 原 邦彦 (デンソー) |
東海支部、結晶工学分科会、薄膜・表面物理分科会共同企画/自動車技術会協賛