2003秋 (第64回)

開催日時: 2003年08月31日

開催テーマ:太陽電池の結晶工学-低コスト・高効率・大面積・高信頼性を求めて -

2003年秋季第64回応用物理学会学術講演会でのシンポジウム

太陽光発電産業の拡大基調が続いている。2001年の全世界の太陽電池の生産量は約400MWであり、日本における太陽電池の出荷量も約200MWに達した。このうちの約90%が結晶系シリコン太陽電池である。結晶系シリコン太陽電池は再生可能な電力源として社会に定着しつつある。太陽電池は結晶工学技術を基礎にしており、その性能は結晶の品質によるところが大きい。本シンポジウムでは、実用化されつつある各種薄膜太陽電池も含めて、結晶系太陽電池の基礎技術と実用化技術の両面について議論する。

開催概要

開催日時
2003年08月31日
会場
福岡大学
主催
公益社団法人応用物理学会 結晶工学分科会
1 13:00~13:15 はじめに 和田 隆博 (龍谷大理工)
2 13:15~13:45 太陽電池用シリコンの製造技術 小田 開行 (トクヤマ)
3 13:45~14:15 多結晶シリコンの融液成長過程のその場観察と方位決定メカニズム 藤原 航三,大日方 善一,宇治原 徹,宇佐美 徳隆,佐崎 元,中嶋 一雄 (東北大金研)
4 14:15~14:45 多結晶シリコン太陽電池の高効率化と低コスト化技術 白澤 勝彦,福井 健次,藤井 修一 (京セラ)
5 14:45~15:15 光照射下での結晶シリコン太陽電池の信頼性 齊藤 忠,橋上 洋 (農工大工)
15:15~15:30 休憩
6 15:30~16:00 微結晶シリコン膜の形成と太陽電池への応用 小長井 誠 (東工大理工)
7 16:00~16:30 III-V族系超高効率太陽電池 高本 達也,安居院 高明,兼岩 実 (シャープソーラーシステム)
8 16:30~17:00 カルコパイライト系薄膜太陽電池 仁木 栄1,櫻井 啓一郎1,寺田 教男2,シアー ローランド3,フンガー ラルフ4,山田 昭政1,石塚 尚吾1,松原 浩司1,フォンス ポール1(産総研1,鹿児島大2,HMI3,ダルムシュタット工科大4)
9 17:00~17:30 宇宙用太陽電池と放射線損傷 今泉 充 (NASDA),山口 真史 (豊田工大)
10 17:30~17:40 まとめ 中嶋 一雄 (東北大金研)