2005春 (第52回)

開催日時: 2005年03月31日

開催テーマ:シンチレーター結晶の進歩と課題

2005年春季第52回応用物理学関係連合講演会でのシンポジウム

医療用のPETに対し保険の適用が認められてから、PETが急速に普及している。PETの心臓部は放射線を検出するシンチレーターである。シンチレーターには、たとえばニュートリノを検出する液体シンチレーターもあるが、PETでは固体シンチレーター結晶が使われている。本シンポジウムでは、PET用も含めたシンチレーター結晶に焦点をあて、放射線分科会との合同企画によりシンチレーターの開発動向について紹介するとともに、具体例を通してシンチレーター結晶開発の現状を把握し、今後の展望を試みる。

開催概要

開催日時
2005年03月31日
会場
埼玉大学
主催
公益社団法人応用物理学会 結晶工学分科会
1 13:00~13:10 はじめに 木村 秀夫 (NIMS)
2 13:10~13:40 放射線検出のための多様な技術 高橋 浩之 (東大工)
3 13:40~14:10 注目されるシンチレーター応用 -PETでの話題- 山本 誠一 (神戸高専電気)
4 14:10~14:40 PET用GSO:Ce単結晶の開発 石橋 浩之 (日立化成)
5 14:40~15:10 新規シンチレーター結晶開発への挑戦 吉川 彰,福田 承生 (東北大多元研)
15:10~15:25 休憩
6 15:25~15:55 透明セラミックを利用した放射線検出の可能性 池末 明生 (ポリテクノ)
7 15:55~16:25 シンチレーターを用いた中性子2次元検出器の開発 広田 克也 (理研)
8 16:25~16:55 放射線検出をめざしたハライド結晶 人見 啓太郎,小野寺 敏幸,庄司 忠良,平舘 幸男 (東北工大)
9 16:55~17:25 まとめと総合討論 石井 満 (第一機電)

結晶工学分科会・放射線分科会合同企画