主 催 | Kyutech物性セミナー実施委員会 |
共 催 | 応用物理学会 九州支部 |
開 催
日 時 |
2024年3月27日(水) 13:00-17:10 |
場 所 |
九州工業大学戸畑キャンパス・コラボ教育支援棟3階セミナー室 |
概 要 |
輸送現象の物理: 物性物理において輸送現象に関する研究は多くの重要問題を提起してきました。量子ホール効果の発見は物性におけるトポロジーの重要性を示す契機となり, また電気伝導, 熱伝導, スピン伝導などの輸送現象は先端応用物性の基礎です。今回の講演会では,輸送現象とこれに関わる物質設計において卓越した業績を挙げておれる二名の外部講演者をお招きして現在の研究の前線についてご講演を頂きます。 講演1:近年, 一様磁化が小さな反強磁性体で, 大きな異常横伝導を示す物質が発見され注目を集めている。この反強磁性体は, スピントロニクスへの応用も考えられ興味深い。講演では, クラスター多極子を使って磁気構造予測を行い, 異常横伝導を示す機能性反強磁性体をハイスループット計算により探索する試みについて紹介する。 講演2:2次元ハニカム格子で実現されるキタエフ量子スピン液体は, 厳密に解ける基底状態を持ち, 電子スピンが分裂することによりマヨラナ粒子や非可換エニオンといった創発準粒子が現れる。講演では, キタエフ物質の最有力候補である α-RuCl3 に対する最近の実験結果について述べる。 |
備 考 |
無料・予約不要です。当日は下記の支部会特別講演に加え、輸送現象の物理に関わる2件の講演(Kyutech特別講演)を開催します。 詳細は,こちら(外部サイトに移動します)の「第55回講演会」を御覧ください。 |
講 師 |
講演1:有田 亮太郎(東京大学先端科学技術研究センター / 教授) 講演2:松田 祐司(京都大学大学院理学研究科物理学専攻 / 教授) |
演 題 |
講演1:「機能性反強磁性体の物質探索」 講演2:「量子スピン液体におけるマヨラナ粒子と非可換エニオン」 |
世話人 |
小田 勝 九州工業大学大学院工学研究院基礎科学研究系 電話&Fax: 093-884-3420 email: odamasa[at]mns.kyutech.ac.jp |
支部長 : 堀江 雄二(鹿児島大学)
horie[at]eee.kagoshima-u.ac.jp
庶務幹事: 吉武 剛(九州大学)
tsuyoshi_yoshitake[at]]kyudai.jp
ホームページに関する問い合わせ
teru[at]eee.kagoshima-u.ac.jp