2019年春季 特別シンポジウム
就活生必見!
知ってますか? エレクトロニクス産業が拡大し続けていることを!
-日本が支える世界のスマート化社会と若手エンジニアが語る「やりがい」-
日時: 3月11日(月)午前10時~12時
場所: 東京工業大学大岡山キャンパス 西2号館W241会場(第66回応物春季講演会内)
主催: SEAJ 日本半導体製造装置協会・応物 界面ナノ電子化学研究会・インダストリアルチャプター
世界の半導体産業は、進化、拡大の一途をたどっています。次世代のスマート化社会は新しい半導体の技術無しには成立し得ず、日本の半導体業界はこれを好機ととらえ、飛躍に転じています。また、半導体の製造装置に関わる産業においては特に日本のプレゼンスが高く、世界の半導体は日本の製造装置産業が支えていると言えます。
一方で、最近の就職戦線において半導体は必ずしも人気業種とは言えなくなっています。そこで昨年、業界各社の若手技術者が、この業界の魅力について語る場を設けました。前回に引き続いて今回は、まずスマート化社会を支える半導体産業の将来像と、それを牽引する装置産業の発展についての基調講演、続いて様々な企業の若手の研究者・技術者から、自身の研究生活、特に「やりがい」についての講演を企画しました。就活生の皆さんが、研究者・技術者としての多様な将来像を実感し、夢と希望と野心を持って産業界に向かう一助としていただきたく、皆さんのご参加をお待ちしております。
★終了後に本館第二食堂にてランチ懇親会開催!無料です!誰でも参加OK!
講演者の話を直接聞けます。>
シンポジウム会場から懇親会場へのアクセス
★懇親会後、キャリア相談会に出展します。業界でのキャリアについて相談できます。
プログラム&講演者紹介
- ■10:00~ 開催の挨拶 財満 鎭明(応用物理学会会長、名古屋大学)
- ■10:05~ 基調講演「社会を支える半導体、これからの進化」西山 彰 (東芝メモリ)
- 株式会社東芝メモリ メモリ技術研究所 技監、工学博士
応用物理学会副会長、フェロー
IEEE Electron Device Society Japan Joint Chapter Chair
名古屋大学工学部 非常勤講師
1985年に株式会社東芝 総合研究所に入社、以来、高速論理LSI、大容量メモリLSI用半導体デバイスに関する研究開発に従事する。2017年に東芝メモリ㈱に転籍。この間、武蔵工業大学(現東京都市大)非常勤講師、東京工業大学連携教授を歴任。
- ■10:30~ 基調講演「最先端技術AIを可能にした半導体装置」保坂 重敏 (東京エレクトロン)
- 東京エレクトロン株式会社 顧問
東京工業大学理学部応用物理学科卒
自動車会社で小型車の開発に従事した後、1985年、東京エレクトロン㈱入社。半導体検査装置の開発に従事したのち、枚葉成膜装置事業の新規立ち上げに参画、枚葉メタルCVD装置を開発する。High-K Metal Gate向けCVD装置など各種の枚葉成膜装置を開発し、2001年 枚葉成膜装置開発部門統括部長、2003年 技術開発センターセンター長に就任。その後、技術開発センター・開発企画室など担当執行役員、コーポレート開発本部長などを歴任後、2011年、常務執行役員。2016年から現職。
※登壇者につき、関口氏から保坂氏に変更になりました。
- ■10:55~ 若手講演
- ●10:55~ 「異分野から半導体業界へのチャレンジ」
平田 瑛子 (ソニーセミコンダクタソリューションズ㈱ 第2研究部門 2部、2014年度入社)
- 現在、半導体デバイスのプロセス開発の研究部門で、ドライエッチングを担当しています。大学院までは化学を専攻し、材料の研究をしていましたが、デバイス最終製品まで一貫してものづくりをしたいと考え、半導体業界へチャレンジしました。当日の講演では学生時代の研究、就職活動、プロセスエンジニアの業務内容を紹介し、学生時代の知識を活かしていること、業務で心掛けていること等、ソニーの半導体の研究開発の雰囲気をお伝えできればと思います。
(奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 物質創成科学専攻 博士前期課程修了)
- ●11:05~ 「学生時代の研究活動から現在までの経験談」
福田 真大 (㈱日立ハイテクノロジーズ 評価研究開発部、2017年度入社)
- 「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、観察・観測により得られる情報は多岐にわたるため、顕微鏡は常に世の中の最先端技術を支えるツールである。現在、私は株式会社日立ハイテクノロジーズにて、半導体パターン計測・検査用の電子顕微鏡開発に従事している。当日は大学の研究活動紹介や、就職活動時に考えていたこと、また、入社後の経験談や学生時代の経験が仕事に生かされた点などを中心に、これまでの自分の経験や感じたことを基に話させていただきたい。
(静岡大学 創造技術大学院 ナノビジョン工学専攻 )
- ●11:15~ 「半導体市場における計測・制御機器メーカの役割と私の仕事」
中井 淳也 (㈱堀場エステック 開発本部 研究開発部、2012年度入社)
- 堀場エステックに入社して7年間、主に半導体プロセス等で用いられる隔膜式真空計のメカ設計、開発業務に携わってきた。真空計は多種多様な用途に使用されている。ユーザー、アプリケーション毎に異なるニーズがあり、それらのニーズに合わせた製品開発ができることに非常にやりがいを感じている。当日は日々の業務紹介に加え、堀場グループが半導体業界にどのように関わっているのかについても紹介させていただききたい。
(近畿大学 理工学部 機械工学科 )
- ●11:25~ 「"まず3年働け"?半導体の業界で働いた3年間を振り返る」
秋元 一志 (テラダイン㈱ グローバルサービス部、2016年度入社)
- 大学時代は有機磁性体の合成の研究を行いました。その後大学院に進学はせず、研究とは別分野であるATEのフィールドエンジニアとなり半導体のテスティングの業務に従事しております。フィールドエンジニアの仕事は非常に多彩で、基板の設計やテストプログラムの作成、顧客へのトレーニングやソリューションの提案など多岐にわたります。半導体製造装置メーカでフィールドエンジニアとして3年間働いてみてのレビューを皆さんとしていきたいと考えています。
(東京理科大学 理工学部・物理学科 )
- ●11:35~ 「大学・企業での面白さ」
上野 智大 (㈱アドバンテスト テクノロジー統括部、2014年度入社)
- 2014年に入社して以来,半導体試験装置で求められる機能や性能を実現するための,カスタムICの研究開発に従事している.学生時代もICの研究を行っていたため,業務内容では似た部分も多いが,感じる面白さややりがいは変わったと思う.それは大学と企業における開発規模の違いや,BtoBの構造に起因している.半導体試験装置開発の現場の雰囲気も交えてお伝えしたい.
(東京工業大学大学院理工学研究科電子物理工学専攻 )
- ●11:45~ 「半導体業界で働くということ -入社5年目の女性研究員が感じるやりがい、そして夢-」
山口 まりな
(東芝メモリ㈱ メモリ技術研究所 デバイス技術研究開発センター 新規メモリ開発部、2014年度入社)
- 入社後、一貫して新規メモリデバイスの研究開発に携わっている。学生時代も半導体を扱う研究室に所属しており、業界を牽引する東芝(現東芝メモリ)に憧れてインターンシップに参加。研究者の方々の熱意に魅了され入社を決意した。日々の業務では、大規模な試作ラインを用いて作製したデバイスを自分の手で測定し、得られた結果についてチーム内で議論しながら問題解決に取り組む一連のプロセスにやりがいを感じている。人々の暮らしを豊かにできる新しいメモリデバイスを開発することが大きな夢である。
(東京農工大学大学院 工学府 電気電子工学専攻 )
- ■11:55~ 閉会の挨拶 渡部 潔(SEAJ専務理事)
- ★終了後に本館第二食堂にてランチ懇親会開催!無料です!誰でも参加OK!
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