近年、電力系統や家電製品、産業用機器・情報通信機器電源、電鉄運転制御システム、カーエレクトロニクス等における電力変換器(インバータ)の高効率化、小型化、高信頼化、及び新規大量導入が省エネの観点から大きく期待され、それらの電力制御を扱う技術分野としてパワーエレクトロニクスが注目されています。このような状況下、社会のニーズに応え、当研究会の取り組みを一層活性化し、パワーエレクトロニクスに革新をもたらすSiC、GaN、ダイヤモンド、Si等の先進パワー半導体材料・素子の研究開発の大幅な進展と広範な普及を図るため、分科会昇格に向けた検討を重ね、準備を進めてまいりました結果、今般応用物理学会理事会の承認が得られ、2014年1月に「先進パワー半導体分科会」を発足させることになりました。
本分科会では、先進パワー半導体に係る幅広い分野の研究者が一堂に会する講演会や個別テーマ毎の討論会等を主催するとともに、チュートリアル等の若手人材育成・支援事業等を適宜実施し、これらの活動を通して、先進パワー半導体の結晶成長、結晶・物性評価、素子化プロセス、素子作製・評価、システム開発等の各分野に横たわる基礎的問題の解決や実用化促進に結び付け、パワーエレクトロニクスの進展とこれを活用した超省エネエコ社会の構築、低炭素化社会の実現に貢献することを目指します。本分科会の目的に賛同され、活動に参画いただける皆様には積極的にご入会いただきたく宜しくお願い致します。
分科会に入会を申し込まれた応用物理学会会員は「正会員」、応用物理学会非会員で入会が承認された方は「準会員」となります。年会費は、正会員が2,000円(学生は1,000円)で、準会員は4,000円(学生も同額)です。会員には、分科会が主催する講演会、個別討論会、チュートリアル/スクール等のメール案内や参加料金の割引、定例講演会(年1回開催)予稿集の配布を行います。
分科会の新規会員申込につきましては、応用物理学会Webサイト内の「個人会員」ページにて受け付けています。応用物理学会の個人会員の皆様は、「マイページ」項目の「分科会のお申込」所属修正画面から入会登録してください。応用物理学会非会員の皆様は「入会案内・申込 (本会・分科会)」から手続きをお願いします。
個人会員の他、賛助会員も併せて募集しています。賛助会員のお申込みは「賛助会員ご入会のお勧め」ページをご覧の上、手続きをお願いします。