幹事長挨拶

栗村 直 Sunao Kurimura
物質・材料研究機構

2019年4月から幹事長に就任いたしました栗村です。
非線形光学デバイス・材料を中心に研究を進めてきており、現在、物質・材料研究機構に所属しています。幹事長として、フォトニクス分科会を次の様な観点から発展させていこうと考えています。

☆基礎研究を発掘・鼓舞し、学会、展示会、雑誌を通して内外へアピールする。
☆産業界と学術界のブリッジとなる。
☆フォトニクス分野の科学、技術を担う人材を育てる。

光の量子的な性質が生きるフォトニクスの分野は、多岐にわたり人類の文化活動を支えてきました。
この分野では光自体の特性を追求する学問が盛んであり、特殊な位相分布のもたらす光渦、特殊なスペクトル分布のもたらす光コム、などが生まれ、その特性が明らかになってきています。また、非線形光学結晶やフォトニック結晶の進展で、物質の構造化で光と光を相互作用させることも可能になってきており、フォトン自身を加工することで新たな機能が実現されています。

これらの技術は分野横断的に応用分野を広げて、分析、制御、加工、表示等、産業界へも貢献しており、「光自体の特性制御」+「光-物質の相互作用の制御」によって科学・技術ともに発展してきています。
フォトニクス分科会は、学術界にある最先端情報の公開・共有を、学会や展示会などのさまざまなチャネルを通して実現する、先導的な役割を果たしたいと思います。
アカデミアとインダストリーの両方から、面白い、使える、と思って頂ける分科会を目指します。

2019年現在「フォトニクス分科会」の主な活動は以下のようになっています。幹事は任期2年間で、分科会会員の選挙を経て選ばれます。年4回の幹事会を開催し、分科会活動計画、幹事役割分担、予算案を協議するとともに、以下の活動を行っています。

  1. 1) フォトニクスニュースの編集発行(3号/年)(情報の公開、共有)
  2. 2) ホームページの公開(情報の公開、共有)
  3. 3) シンポジウムの開催(情報の公開、共有)
  4. 4) フォトニクス研究会の企画・開催(若手育成)
  5. 5) 国際会議の共催
  6. 6) 他学会とのジョイントセッション(OSA, OPJ, LSJなど)
  7. 7) 応用物理学会分科会内講演会企画・スクール企画等
  8. 8) 若手研究者の表彰(フォトニクス奨励賞等:若手育成)
  9. 9) その他

光の応用される分野が縦糸ならば、フォトニクスはそれらを横断的につなぎ、広げていく横糸です。フォトニクス分科会は、幅の広い、強い布を作るために、強く長い横糸を通す役割を担っていこうとしています。一つの種をしっかり育てれば分野を越えて活躍ができる、それがフォトニクスという領域です。本分科会はまだ4年と歴史が浅いですが、それ故に出来る新鮮な発想で運営を続けて参ります。

フォトニクス分科会で、
新しい世界を覗いてみませんか?
明日使える種を探してみませんか?