幹事長挨拶

西澤 典彦 Norihiko Nishizawa
名古屋大学

2021年4月から幹事長に就任しました名古屋大学の西澤です。
非線形ファイバ光学を用いた高機能な超短パルスファイバレーザー光源の開発とバイオイメージング・光周波数コムへの応用を研究しています。
幹事長として、これまでの流れを継承し、フォトニクス分科会を次のような観点から発展させていこうと考えています。

☆基礎研究を発掘・鼓舞し、学会、展示会、HP等を通して内外へPRする。
☆産業界と学術界の架け橋となる
☆フォトニクス分野の科学・技術を担う人材を育てる。

20世紀の3大発明の一つであるレーザーの登場以来、「光学・オプティクス」の分野は大きな進展を遂げ、光の量子的な性質が表れる「フォトニクス」へと進化し、更なる発展を続けています。応用物理学会においても、「光・フォトニクス」分野の研究は非常に盛んであり、光自体の特性を追求する研究から、光と物質との相互作用の研究が盛んに進められています。また、光技術は応用範囲が非常に広く、バイオ・医療からレーザー加工、光計測、光情報工学まで幅広い研究が進められています。光技術はサイエンスの分野への貢献が顕著ですが、光通信や光エレクトロニクス技術は現在のIoT技術を支える基盤技術であり、更なる技術の革新と高度化が期待されています。また、光の研究は製品化に近く、ベンチャー企業も多数輩出されているのも大きな特徴です。

フォトニクス分科会では、学術界にある最先端情報の公開・共有を、学会や展示会等のさまざまなチャネルを通して実現する、先導的な役割を果たしたいと考えています。
アカデミアとインダストリーの両方から、面白い、使える、と思って頂ける分科会を目指します。

2021年現在「フォトニクス分科会」の主な活動は以下のようになっています。幹事は任期2年間で、分科会会員の選挙を経て選ばれます。年4回の幹事会を開催し、分科会活動計画、幹事役割分担、予算案を協議するとともに、以下の活動を行っています。

1) フォトニクスニュースの編集発行(3号/年)(情報の公開、共有)
2) ホームページの公開(情報の公開、共有)
3) シンポジウムの開催(情報の公開、共有)
4) フォトニクス研究会の企画・開催(若手育成)
5) 国際会議の共催
6) 他学会とのジョイントセッション(OSA, OPJ, LSJなど)
7) 応用物理学会分科会内講演会企画・スクール企画等
8) 若手研究者の表彰(フォトニクス奨励賞等:若手育成)
9) その他

光の応用される分野が縦糸ならば、フォトニクスはそれらを横断的につなぎ、広げていく横糸です。フォトニクス分科会は、幅の広い、強い布を作るために、強く長い横糸を通す役割を担っていこうとしています。一つの種をしっかり育てれば分野を越えて活躍ができる、それがフォトニクスという領域です。本分科会も6年目にはいりました。益々有意義な会となるよう、また新鮮な発想を持って運営を続けて参ります。

フォトニクス分科会で、新しい世界を覗いてみませんか?
明日使える種を探してみませんか?